社団法人日本産業カウンセラー協会とは
>>>産業カウンセラーに関するブック一覧へ<<<
産業カウンセラーとは、企業従業員全員を対象にし、その人間関係やストレスに悩む人の心のケアを行う専門家のこと。この産業カウンセラーを中心として組織されているのが、社団法人日本産業カウンセラー協会である。
社団法人日本産業カウンセラー協会の設立は1960年と古いが、労働省所管の公益法人として認可されたのは、1970年である。その後1991年末に労働省が、それまでの産業カウンセラーの活動を評価し、当協会の実施する産業カウンセラー試験を技能審査として認定した。その後、2001年に厚生労働省の技能審査は廃止され、平成14年度以降は産業カウンセラーは(社)日本産業カウンセラー協会認定の資格となっている。
日本産業カウンセラー協会の主な事業は
1.産業カウンセラー試験の実施
2.産業カウンセラーの養成
・産業カウンセラー試験の受験資格が得られる産業カウンセラー養成講座
・シニア産業カウンセラー試験に向けたシニアコース講座
3.産業カウンセラーのための研修事業
・職種別専門能力の向上研修
・専門領域別継続研修
・地域社会のための研修
4.企業(地域社会)のための研修事業
・キャリア・カウンセリング研修
・能力開発・自己啓発援助の研修
・相談・メンタルヘルス研修
などが挙げられる。またこの他にも、資格取得者が活躍できる職場の開発として、企業・公共施設等へのカウンセラー及び講演・研修講師の派遣、研究発表大会などを通じて、社会・企業ニーズにこたえている。
更に、年1回、社団法人日本産業カウンセラー協会主催の会員の研究・発表大会を開催している。この発表大会には企業にも積極的に参加していただき、交流をはかっている。
>>>産業カウンセラーに関するブック一覧へ<<<